「経産省 第5回 新世代IT政策尖端研究会~世界にはばたけ!日本のIT~」補足
2011年2月28日に開催された「経産省 第5回 新世代IT政策尖端研究会~世界にはばたけ!日本のIT~」で使った「Hot Japan戦略」と「墓&仏壇2.0」に関する資料を上げておく。あとTogetterまとめも作ったのでそれも。
あと補足をちょっと。
今回の研究会では守谷さんの「政策キャラ化」が特に面白かった。他の人がどこかで言っていたような気がするし、私も別のところで政策単位で投票する政治システムやそれをキャラ化する話を出したことがあるとは思うのだが、誰が最初かは別として、「政策を使い捨てにしない」という発想はやはり現役官僚ならではのもののように思う。こういうのは慣れがものをいう分野でもあると思うので、できるところから、少し始めてみたらいいんじゃないかと。
上にもスライドを出してるHot Japanについてちょっとだけ補足すると、この手の問題に対して、よくみられるような、風紀の問題とか、キモイみたいな感覚の問題以外の視点を出したいという発想が根本にある。犯罪の話について、スライドには規制の緩さが犯罪抑止につながっているのではないかと書いているが、実際そこまではなかなかいいにくいかもしれない。何せちゃんと調べられていないからで、このあたりはきちんと調べるべきとは思う。少なくとも、現状では他国に比べて悪い状況とまではいえないように思われるし、それとは別に、被害者を産まない代替的選択肢としての二次元コンテンツの可能性はまじめに考えてもいいように思う。
ご覧になっていた方の中には、不真面目だと憤っている方がいるかもしれないが、別にそんなことは全然なくて、むしろかなり真面目に考えているつもり。うわべだけ見ているとわかりにくいかもしれないが、他の方のご意見も含め、それぞれの議論の中にはいろいろな論点や課題が隠れていて、もちろんそのまま政策になるとかそういう話ではないにせよ、示唆的な部分はけっこうあったのではないだろうか。
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