取り調べの瑕疵化
小沢一郎氏の裁判で、東京地裁が、検事調書の大半を証拠不採用とした件で、これで小沢氏が有利になった、との報道が流れてる。
「弁護側「有罪の証拠消えた」 指定弁護士は「立証は十分可能」(産経新聞2012年2月18日)
石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=らの捜査段階の検察官調書がことごとく却下された17日の東京地裁決定に、弁護側は「証拠は消えた」と「無罪」への自信を深める一方、検察官役の指定弁護士側も「意外感なし」と強気の姿勢を崩さなかった。
正直、裁判自体の行方にはさほど興味はない。これで政局がどうなるとかの話にはさらに興味がない。いやもちろんまったく興味がないわけじゃなくて、それなりに重要な問題とは思うが、あくまでそれなりに、であって、少なくとも現段階で、マスメディアの人たちが今騒いでるほどの意義はないんじゃないかと思うだけの話。
この件で最も興味があるのは、これが取り調べの全面可視化への議論につながっていかないだろうかということだ。
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