« 「綾鷹茶会」で合組したマイ茶葉をいただいたぞ | Main | 宮竹貴久「恋するオスが進化する」 »

April 28, 2014

Kindle本「テレビのミライ」発売について

昨年、ゼミ活動で作った書籍をKindleで売ることにしたので告知。タイトルは「テレビのミライ」。よろしければぜひ。


昨年は日本でのテレビ放送開始60周年だった。還暦を迎えたテレビが再び赤ちゃんに戻ってこの次の60年どうする?という前に、今までのテレビについて振り返っておこう、といった趣旨のもの。学部でやってる外部講師をお呼びする科目の授業の内容をふまえ、ゼミでさらにいろいろ勉強した内容を加えてまとめる、といった流れで作られている。学生の書いた文章をもとにしてはいるが、私が全面的に手を入れている。外部講師の方々の講義は参考にしたり引用したりしているが、最終的には我々の文責ということにしている。

電子書籍でこうした出版のハードルが下がったことについてはいろいろな評価があろうが、こうした活動がやりやすくなったことは前向きにとらえたい。無料で公開するという手もあるだろうが、一応経営学のゼミなので、売るという行為にこだわりたいという趣旨でこの価格にしてみた。

表紙はゼミ生に描いてもらったもので、アナログテレビとデジタルテレビを擬人化したものらしい。昨年紙の本として作ったものをコミケで売っていて、表紙もややコミケ向けのデザインになっているとお考えいただければ。

以下、目次をご紹介。

テレビのミライ 目次

はじめに

第1部 テレビってナニ?

第1章 テレビのさまざまな「顔」
 1.1 テレビとは何か?
 1.2 社会への大きな影響
 1.3 本書の視点

第2章 テレビがたどった道
 2.1 テレビの歴史
 2.2 映画からテレビへ

第3章 テレビの技術
 3.1 技術が決定づけたテレビのあり方
 3.2 テレビという技術が変えたもの

第4章 テレビのビジネス
 4.1 テレビ放送の担い手
 4.2 民放テレビ局の財務構造

第2部 テレビのモンダイ

第5章 誰がテレビを見ているのか
 5.1 視聴者の変化
 5.2 テレビ番組の変化

第6章 テレビは何を伝えているのか
 6.1 演出されたリアリティと「やらせ」
 6.2 やらせに至るしくみ
 6.3 過剰取材と「演出されたリアリティ」
 6.4 「リアリティ」の混濁と期待の高まり
 6.5 「区分」と「ポリシーの明示」

第7章 テレビの「ライバル」
 7.1 テレビ業界の競争環境
 7.2 「4K」「スマートテレビ」は「解」なのか?
 7.3  配信は「無料なら」
 7.4 「ライバル」は何なのか

第3部 テレビのミライ

第8章  「テレビのミライ」は明るいか
 8.1 そう暗くはない
 8.2 そう明るくもない

第9章 明るい「テレビのミライ」のために
 9.1 王道はないが
 9.2 転がる石に苔つかず

コラム
 アイドル小史
 テレビってどうよ?学生座談会
 BPOが2013年に出した決定・意見等
 『宇宙戦艦ヤマト2199』が変えたもの



Tumblrに投稿

Evernoteにクリップ

|

« 「綾鷹茶会」で合組したマイ茶葉をいただいたぞ | Main | 宮竹貴久「恋するオスが進化する」 »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference Kindle本「テレビのミライ」発売について:

« 「綾鷹茶会」で合組したマイ茶葉をいただいたぞ | Main | 宮竹貴久「恋するオスが進化する」 »