学生のエッセイ その11
先日に引き続き、ゼミ選考のために集めた学生のエッセイ第11弾。これで最終回。今回は「思い入れいろいろ」な3本。
最初にことわっておくが、人材募集広告ではない。今の職に就いて初めてわかったことだが、大学教員というのは傍から見るよりずいぶんといろいろやることがある。正直、外部から見ていたころはなんだかのほほんと暮らしていそうなイメージだったのだが、今の状態は締切を既にすぎた仕事が山積み、という状態だ。もちろん、自分が無能であるというだけのことなんだが(じゃあなんでブログとか書いてるんだ?と思うだろうが、追い込まれると別のことをやりたくなる癖なのだ)、あちこちに「申し訳ない」を連発している毎日というのもずいぶんストレスフルだ。
そんなとき、とあるサイトのアドセンスで「教授 秘書」という広告を見つけてしまったのだ。つい血迷ってクリックしてしまったのを責めないでいただきたい。
最近は「クールジャパン」なんていうが、「ホットジャパン」も世界で人気。各国で模倣商品が出回るのも、もはや「定番」となった証といっていい。これぞ日本ならではのオリジナリティだろう。栄養が偏るとかいろいろな批判もあろうが、そもそもどんな食べ物だってそれだけ食べてればよくないのは当然。いってみれば、簡単に調理できる便利さゆえのやっかみといえなくもないわけだ。それよりも、受けた恩恵の大きさにこそ注目すべきだろう。小池さんも銭形警部もお世話になってきたのだ。当然、私たちも。
というわけで、合掌。
新米教員である私も、来年度からゼミを持つことになる。先日そのための申し込みと選考を行ったわけだが、その際、応募者全員にブログ向けのエッセイを書いてもらった。テーマは「食」で、食に関することで「読んで楽しい」または「読んでためになる」ものなら何でもよい、と。ゼミでブログを運営する予定なので、そのためのテストを兼ねている。公開することについてはあらかじめ同意をもらっているので、ここで少しずつ公開していくことにする。人の文章をそのまま載せてすましているわけにもいかないので、私も適宜つっこみを入れてみた。よろしければコメントなどしていただければ。
あくまでもネタ。マズローの欲求5段階説、というものがある。センター入試にも出るほどだそうだからあえて書くまでもないほど有名な「スタンダード」だが、念のためのメモとして書いておくと、人間の欲求には(1)生理的欲求、(2)安全の欲求、(3)親和の欲求、(4)自我の欲求、(5)自己実現の欲求の5段階なるものがあって、ある段階の欲求が満たされると、1つ上の欲求があらわれる、みたいな階層構造になっているというやつだ。
ぼーっとしてたら、企業の事業活動にもそれに似た段階みたいなものがあるんじゃないか、と思いついた。企業活動の5段階説、というわけだ。もちろん理論的根拠などない。他に似たような、あるいはもっとちゃんとした考えをした人がいるかもしれないが、そのへんも特段リサーチとかしていない。しつこいようだがあくまでもネタということで。
「美しい日本」をめざして、教育再生会議で議論が行われている。美しい日本、たいへんけっこうではないか。ただ、委員の方々はまさかそんなことはないと思うが、自分は「美しい日本」にふさわしいといえるのか、日頃お悩みの向きもあろう。何を隠そう私もそうだ。なんとかしたいわけだが、現代人は忙しい。いろいろ難しい注文をされても困る。これさえあれば「美しい日本」にふさわしい日本人になれる3点セット、なんてものがあったら便利ではないか。
というわけで、教育再生会議の議事録やら資料やらを参考に、私なりの3点セットを考えてみた。
人はシートベルトのない車に乗る権利がある、というようなことを言った人がいる。シートベルトのない車は、シートベルトのある車と比べて安全ではないだろうが、価格は安いだろう。消費者は、どちらがいいか、考えて決めればいい。それは選択の自由だ、と。
ちょっと前のことになるが、日本でのオリンピック候補地が東京に決まってしまった。まあまだ候補地なわけで、実際に東京でやると決まったわけではないが、万が一ということもある。長く任にある知事が金のかかる事業をやりたがるのは他の道府県でもあるし、東京でも前の前の人がそうだったが、今の人もどうもそうらしい。
で、ひとつ提案なのだが。
高校の必修科目が教えられていなかったという例の履修単位不足問題で、教員の自殺が相次いでいる。亡くなった方々のご冥福をお祈りする。そのうえでだが、今この問題で苦しんでおられる教員の方に、ぜひ伏してお願いしたいことがある。
どうか、死なないでいただきたい。
日本でどう報道されてるか知らないが、2006年11月3日付Financial Timesのヨーロッパ版の1面トップは、グーグルがCBS、Viacom、Time Warner、NBC、Universal、News Corpといった大手メディア各社と、YouTubeへのコンテンツ配信を認めろという交渉を始めている、という記事だった。「Mr Schmidt told the Financial Times he wanted media companies to be partners and wanted them to combine Google's advertising platform with their content to reach a larger audience.」とある。
このあたりはいわば「既定路線」だし目新しくもないので、まったく関係ないが、その1日前の1面トップの話を。
GLOCOMのサイトに出ていた「Conservatism, Long in Shadows in Japan, Starting to Take Root」という記事。フォーリン・プレスセンター評議員の石塚雅彦氏によるもので、もとは2006年10月16日のNikkei Weeklyに出たものらしいのだが。
申し訳ないが、なんかいまいちわからん。
私が、どうも繊細な感受性というものに欠けているらしいと気づいたのは、まだ子供のころだった。「違いが分かる男」というCMがあったが、要するに「違いが分からない子供」だったわけだ。以来その状態は続いている。もちろん今も。
以上を前提とした話だ。昨今の風潮で、がまんならないことが1つある。
一部に割と好評の「議事録つまみ食い」シリーズ。今回は平成17年10月21日(金)開催の衆議院総務委員会の議事録から抜粋してつまみ食い。一連のNHK問題がホットだった当時のものだ。さぞかし「アツい」議論が交わされているにちがいない。と思ったら。
あらかじめおことわり。以下けっこう長文。
科学技術政策研究所で話をする機会があったのだが、そちらの方にうかがった話。知っている人は多くないだろうが、「おにぎり・おむすび懇談会」というのがある。もちろん私も知らなかった。
小ネタ。先日、とある事情で、東京ビッグサイトから幕張メッセまで急いで行かなければならないことがあった。知ってる人はわかるだろうが、それほど遠いわけでもなく、経路も難しくはない。ないのだが、急いでいたので、アレを使おうと思った。最近TVでもよくCMをやってる、携帯電話のナビゲーションサービスをだ。
以前、「マスコミを撮ろう」という文章を書いたことがある。市民ジャーナリズムなるものがあるとして、その役割を考えるとしたら、第四の権力であるマスコミを監視する役割というのはひとつの候補ではないか、といったような趣旨だった。
それにあたると思われる例が、ライブドアPJニュースに出ている。
消費者金融について、グレーゾーン金利がどうだとか、生命保険がどうだとか、いろいろな話題になっている。もう誰かが言っていると思うのだが、大事だと思うので、自分でも書いておこうと思った。
問題の本質は、金利とか生保とかではないと思う。
今、選択の機会を与えられた人々がいる。
「失われた時代」であった数年前、彼らは心ならずも「本命」とはいいがたい選択をせざるを得なかった。時代が劇的な「変化」を要求したからだ。それまでのやり方を続けることはできなくなった。「代役」は「ダークホース」。それは過去を否定する道。自分たちがそれまで長く続けてきたやり方、営々と築き上げてきた基盤を根本から「ぶっこわす」道だった。選んだ人たちもさぞやつらかったろう。だがそれ以外に選択肢はなかった。
しかし「失われた時代」は終わった。そして今、「選択の時」が来たのだ。
ブログをやっているなどというと、「これから始める人に何かアドバイスを」などといわれることがある。もちろん、たいていは社交辞令だ。それでも、聞かれた側はそれなりに一生懸命考えて答えたりしなければならない。そんないい知恵があるなら自分だって教えてもらいたいね、とか思いながら。
そんなときのために、ひとことですむ簡単な模範回答みたいなものがないだろうか、と考えたことがある。
GLOCOMサイトから。「Why Rising China Can't Dominate Asia」
書いたのはRobert Sutter氏 (Professor of Asian Studies, Georgetown University)。
9月11日はあの同時多発テロから5周年にあたる日だった。梅田さんのブログでもその日のことがふれられていて、当時の臨場感がよく伝わってくる。私はふつうに日本にいてふつうに生活していた。当日の(日本では夜だった)テレビであの衝撃的なシーンを目の当たりにして「まじかよー」とか叫んだりしたことはよく覚えているのだが、正直なところ、やはり「対岸の火事」という印象があった。
9月27日・28日に「The New Context Conference 2006」なるイベントが開催されるらしい。基調講演はスタンフォードのLawrence Lessig教授と慶応の村井純教授。うーん豪華。
9月2日に行われたオーマイニュースのシンポジウムの録音ファイルを公開。素人録音なのでノイズとかもけっこう多いが、なんとか内容は聞き取れるのではないかと思う。
正確には「podcasting」ではない。要はMP3ファイルをアップロードした、ということだ。iPodを持っていない人もいるだろうから、このほうが都合もよかろうと。というか、私自身がiPodを持っていないので。
旅行の楽しみのひとつに、わずかな見聞からいいかげんな結論を導き出してあることないことを語る、というのがある。「ほらふき男爵」以来のこの由緒正しい趣味を、私も少々たしなんだりする。
というわけで、エスカレータでの立ち方に関する地方差。大阪編。
ちょっと前に書いた話で、東京MXテレビの番組「Blog TV」がYouTubeに上がる、というやつ。いよいよ正式発表された。
で、本題はその発表方法。記者説明会と同じやり方でブロガー説明会もやる、という話。一部のメーリングリストにも流れていたから、もう知っている人がけっこう多いだろうとは思うけど。
「愛国者」ということばがある。「自分の所属する国を愛する者」というぐらいの意味になるだろうか。「愛」とは「何事にもまして、大切にしたいと思う気持ち」だから、基本的には「心の問題」のはずだが、どうも実際の「行動」を伴わないとそうは思われない傾向があるようだ。
というわけで、「愛国者」にふさわしい行動とは何かについて、ちょっとだけ考えてみたら、3つぐらい重要な責務があるんじゃないか、と思い至った。
| Permalink | Comments (10) |