くるまえび と よばれて

先日、都内某所でとあるオフ会的なものがあったと思ってほしい。たいへん楽しい会だったわけだが、その場で盛り上がった話題の1つが、最近話題の食材偽装問題だった。

その場にいた一同、「最近の大騒ぎはちょっといきすぎじゃないか」みたいな話で大筋合意だったのだが、それでわいわい話しているうちに、「アンニュイなブラックタイガーがこの状況を愚痴る」みたいなお話があったら面白い、みたいな流れになった。そこからどこがどうしてそうなったのか詳しくは覚えていないのだが、最終的には私が文章を書いて、それにその場にいた松尾たいこさんが絵をつけてくださるという話になっていた。

松尾たいこさんといえば、押しも押されぬ人気イラストレーターだ。お忙しいだろうし、まさかと思っていたが、ちょっとしたお話を書いてみたら、本当にイラストをつけてくださって、うひゃー、となっているのが今、というわけだ。

ご承諾もいただいたので、イラストつきで公開。


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「お祈り」する人、される人

小ネタ。私は最近やっと知ったのだが、就職活動中の学生たちはけっこう前から「お祈り」ということばを使っていたようだ。「これまで○社からお祈りされちゃった」なんて会話してる。意味はまあ、考えてみれば想像がつくが、「不採用」ということ。かなり普及してるようで、いまや「お祈り」でぐぐれば、この意味で使われた文章がたくさんヒットするはず。

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安心感のあるびっくり箱の話

きわめて小ネタ。ほんとにどうでもいい話なんだが、個人的なこだわりで書く。WBSを見ていると、よく三菱東京UFJ銀行のCMをやってて、それがどうにも気になる。現物はこれなんで、知らない方はぜひご覧いただきたく。

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なぜ皆が皆「むしゃくしゃ」するのか

小ネタ。理不尽な事件が続いてなんともやりきれない昨今、やや不謹慎かもしれなくてもしそうだったら申し訳ないのだが、どうしても気になることがある。一応本人としてはそれなりにまじめなのでご容赦。

なんで皆が皆揃いも揃って「むしゃくしゃ」するんだ?

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硬い文章に柔らかい語尾をつけると人気トレーダー風になれる、という遊び

この件すでにあちこちで流れてる話ではあるが、私はこの人のことをほとんど知らないし、どうこういうつもりもまったくない。もちろん他人の傷に塩を塗りこむようなことも趣味ではないので、名前も書かない。そこらへん誤解なきよう。どのメディアをみても「美人トレーダー」「人気美人トレーダー」と紹介されているが、こういう肩書きがあることを初めて知った。トレーダーも顔が命、なんだろうか。

ただ単に、面白かったのだ。このことば使いが。言語執着系としてはさ。

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「安全」と「安心」

2007年11月17日付朝日新聞「be」ビジネス版で、吉野家ホールディングス社長の安部修仁氏が取り上げられている。さまざまな業界のビジネスリーダーを特集する「フロントランナー」というコーナー。これがなかなか面白かった。

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いつのまにか「ソフトバンク」っていうと携帯電話のことになってる件

小ネタ。こういう話って、確証とかがないから単なる印象論でしかないわけなんだが、最近つらつらと思うことがある。「ソフトバンク」って名前で人々が想像するものって、今や携帯電話なんだなって。

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「政治的に正しい日本語」を考えてみてはどうか

ことばは世につれ、というかどうか知らないが、時代とともに、言語は変わっていくものだ。流行語は次々と生まれては陳腐化していくし、広く通用していた表現が消えていったりもする。

最近も、そうした重要な変化があったらしい。

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公約を守らせるしくみってないのか

公約、具体的には政治家が選挙の際等に掲げる公約というと、一般庶民の目からすれば、信用できないことばの代表格とみられているといっても過言ではないと思う。新聞の折込チラシの内容にまちがいがあればうるさくいう人も、政治家の公約が守られなかったとしたら「やっぱり」とあきらめてしまう場合が多いのではないだろうか。

大人げないといわれそうだが、私はどうも納得がいかない。というわけでいつもの妄想と思いつき。

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教育的に正しい「どんぐりころころ」を考えてみる

小ネタ。最近の童話が昔のものから改変されてる、という話をよく聞く。さるかに合戦でも最後にさるがかにに謝って一件落着、みたいな。教育的配慮というやつだろうか。ふと気づいたのだが、童話がそうなら、童謡も同じような配慮が必要なはずだ。というわけで、ちょっと考えてみようと思った。作詞の才能なんてこれっぽっちもないんだけど。

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議論すべきかどうかを議論するっていうのは議論することではないのか?

最近、「議論すべきかどうか」についてさかんに議論している人たちがいるわけだが、これがどうもよくわからない。

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いきいきと働いてるやつなんて見たことがない、という話

小ネタ。「いきいきと」、ということばがある。あれがどうも苦手というかしっくりこないというか。ひらたくいえば、きらいだ。

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「これから出る本:近刊図書情報6月下期号」

他の職業で同種のものを経験する機会があるのかどうか寡聞にして知らないが、最近今の職業についた私としては「へぇ」と思うものがいろいろあって興味がつきない。

そのひとつは、書店の外商だ。

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政治家の形容詞使用を禁止したらいいと思う

政治家の話すことをテレビなどでよく聞いたりするが、どうしてこんなに空疎に響くんだろう、といつも思っていた。なんでこんなにうそっぽいんだろう、と。ほんとうにうそである場合もあるのかもしれないが、もしほんとうに本気で発言しているのだとしたら、それが伝わってこないのは双方にとって不幸だ。なんでこうなっちゃうんだろう。

なんてことを3秒ぐらい考えたら、気がついた。形容詞を禁止したらどうだろう?

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最近の日本語の乱れは嘆かわしい、という話

犬も歩けば棒にあたるというが、街を歩くといろいろ面白い場面に出くわすことがある。今日は日本語の乱れ、に関する話。

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「閣議決定」とは

今日のことば。2006年2月2日参議院予算委員会において、BSE問題についてパブリックコメントを求めるとしていた閣議決定に反してその手続きが行われなかった点に関して、「閣議決定とは何か」と問われた松田岩夫内閣府特命担当大臣(科学技術政策、食品安全) が行った答弁。

「閣議決定」とは、「閣議の決定」であります。

いやご名答。確かにその通り。いろいろ応用できそうだな。

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その「アメリカ」という国はどこにあるのですか?

Nkkeibpのサイトに日下公人氏の「現実主義に目覚めよ、日本!~グローバル・スタンダードの罠に陥るな!~」という連載のコラムがあって、その第13回は「アメリカの『仕掛け』にすべて乗る必要はない」というタイトルがついていた。

読んでいて、本当に世界は広いものだ、と思った。自分がいかに無知であるかも。

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「ネットは投票に影響しない」という話

9月2日付産経新聞に、選挙におけるネットの活用についての記事が出ていた。

その中で、東海大学の時野谷浩教授が、「ネットは人々の投票行動に影響しない」とコメントしていた。

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思考停止させる魔法のことば

議論のようなことをしていると、「そこから一歩も先に進めない」という状況を見かけることがある。そういうときにはたいてい、対話における「無限ループ」とでもいうか、要するにそこでピタっと思考停止に陥ってあとは同じことを繰り返す「壊れたレコード」状態にしてしまう、そういう類のことばが出てくる。

そういう「思考停止状態」を招く「魔法のことば」ってどんなものがあるんだろうと思って、ちょっと考えてみた。

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ダ・ビンチほど聡明ではなかった(であろう)人たち

先日、FPNの集まりで梅田望夫さんにお会いする機会があった。さまざまな面白い話があったのだが、それはFPNとか梅田さんのところとかでご覧いただくとして(特にケチャップのふたの話はいろいろ考えさせられたのだがそれはまた別の機会に)、特に印象の強かったレオナルド・ダ・ビンチのことばから連想して思い出したことを書く。

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魔法のことば:「3つある」

人前で話をする機会がちょくちょくある。事前に充分な準備ができればいいが、正直なところそんなケースはめったにない。なんらか原稿を準備できればよし、できなければメモでもいい。最悪なのは何も準備なしのぶっつけ本番だ。

ことばを選ばなければならないオフィシャルな場ではさすがに使えないが、そうでないケースでは、そういう「修羅場」を切り抜けるための「魔法のことば」がある。いつもじゃないが、どうしても追い詰められたとき、たまに使う。

「…には3つある」というやつだ。

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きらいなことば:「テレヴィ」

ことばやその使い方などの細かい部分がどうしても気になってしまう性分だ。「言語執着系」だという人がいて、自分でもそうだと思う。しかも、日常目にすることばで「これだけは許せない」と思うことばがあると、どうしても人にいいたくなる。好ききらいは人によってちがうのだから、黙っておけばいいのにと自分でも思うのだが。

というわけで、自分のきらいなことばをとりあげてなぜそれがきらいかをくどくど説明しようという実に非生産的かつ胸糞悪い「きらいなことば」シリーズ。記念すべき(!?)第1回は、「テレヴィ」。

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