宮竹貴久「恋するオスが進化する」

宮竹貴久著『恋するオスが進化する』(メディアファクトリー新書、2011年)

いただきもの。多謝。個人的にどうも進化生物学系の本は好きなようで、ちょっと前にも「人間の性はなぜ奇妙に進化したのか」を読んでひざをはたはたと打ったりしていたのだが、本書もなかなか面白かった。なんというかこの分野、enlighteningなのだな。

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『日本人はなぜ謝りつづけるのか』

中尾知代著『日本人はなぜ謝りつづけるのか―日英〈戦後和解〉の失敗に学ぶ』(NHK出版、2008年)

ひとことでいうと、かなり読みにくい本だ。文章が、ではなく、内容が。難しいことが書いてあるからではなく、なかなか受け入れにくい内容だから。ある意味、非常に感情を逆撫でされる本だといえる。つい感情的に反発したくなる。たぶん、同様に感じる人は多いだろう。だが、というか、だからこそ、この本は読まれるべきだ。そうだそうだと膝を打つ人だけではなく、なんだこれはと腹を立てる人にも。

実際、私もうんうん苦しみながら読んだ。内容てんこ盛りで消化しにくいのもさることながら、納得のいかない部分が多々あってつっこみを入れたくなる。読み終わって「あーすっきり」という本ではない。でも読み終わってつらつら考えているうちに「ああそういうことか」という感じになってくる。そういう本だ。以下、感想文。

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私たちの社会はもう少しめんどくさくてもいいのかもしれない

森達也著「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい 正義という共同幻想がもたらす本当の危機」(ダイヤモンド社、2013年)

いただきもの。多謝。長いタイトルの本っていっときちょっとはやったような記憶があるが、これも長い。昔の土曜の2時間ドラマ並だ。さらに帯には、「当事者でもないのに、なぜこれほど居丈高になれるのか? 不安や恐怖、憎悪だけを共有しながら、この国は集団化を加速させていく――。取り返しのつかない事態を避けるため、今何ができるのか」とたたみかけるような文章が。もうこれだけで読んじゃったような気になるほどだが、中身も380ページほどあるので、もちろんこれだけの話ではない。

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齋藤孝「10分あれば書店に行きなさい」

齋藤孝「10分あれば書店に行きなさい」(メディアファクトリー新書2012年)

メディアファクトリーからのいただきもの。多謝。著者は、『声に出して読みたい日本語』など数々のベストセラーで知られるあの齋藤孝さんだ。最近の本はタイトルがとてもわかりやすくて、タイトルを見ただけで半分ぐらいは読んだ気になれたりするものだが、この本もまさにそういう感じ。もちろん本文も読みやすくてすらすら読める。


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岩下哲典著「江戸将軍が見た地球」

岩下哲典著「江戸将軍が見た地球」(メディアファクトリー新書、2011年)

いただきもの。多謝。こういう切り口の本は好み。

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佐々木俊尚著「当事者の時代」

佐々木俊尚著「当事者の時代」(光文社文庫、2012年)。

佐々木さんの新著。いただきもの。多謝。472ページとかなりのボリュームだが面白い。

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速水健朗著「ラーメンと愛国」

速水健朗著「ラーメンと愛国」(講談社現代新書、2011年)

個人的に、ラーメンは嫌いではないが、ものすごく好きか、といわれるとそこまででもない。少なくとも、やたらに行列させたり、客に指図したりするラーメン屋とかは頼まれても行きたくない。なのだが、最近各所で話題になっていて、なんだか面白そうじゃん、ということで読んでみたら、やっぱり面白かったので。

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野村理朗著「なぜアヒル口に惹かれるのか」

野村理朗著「なぜアヒル口に惹かれるのか」(メディアファクトリー新書、2010年)

タイトルは今となってはけっこうアレなんだが、内容はけっこう面白い。あと最初にことわっておくが、私は特段アヒル口属性ではない。

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「英語は女を救うのか」

北村文著「英語は女を救うのか」(筑摩書房、2011年)

タイトルでざわっとした人、けっこういるにちがいない。うまいタイトル。

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地震で「働かないアリ」を思い出したので

長谷川英祐著「働かないアリに意義がある」メディアファクトリー新書、2010年。

売れてるそうなので読んだ方も多いと思うが、社会性昆虫の研究者による一般向けの本。しばらく前に読んだのだが、地震の後ちょっと思い出すことがあったので。

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「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」

加藤陽子著「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」朝日出版社、2010年。

けっこう売れてる本らしい。タイトルのつけ方がうまいせいもあるだろうが、やはり内容ということだろう。

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「これからの女性の職業案内」(1958)を読んでみた

古本屋で「これからの女性の職業案内」という本を買った。1958年、北辰堂。著者の記載がなく、「編者 初村顕太郎」と記載されている。当時の女性にとっての職業の選択肢とか、職業観みたいなものが想像できるかもと思って買ったわけだが、これがまたいろいろと面白くて。今年も就活シーズンの到来といったところで、まあひとつの季節ネタでもある。ちょっと長文。

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「女学校と女学生:教養・たしなみ・モダン文化」

稲垣恭子著「女学校と女学生:教養・たしなみ・モダン文化」中公新書、2007年。


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「クォンタム・ファミリーズ」

東浩紀著「クォンタム・ファミリーズ」新潮社、2009年。


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「大学の歴史」

クリストフ・シャルル、ジャック。ヴェルジェ著、岡山茂、谷口清彦訳「大学の歴史」(文庫クセジュ、2009年)。

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「天使の歩廊:ある建築家をめぐる物語」

中村弦著「天使の歩廊:ある建築家をめぐる物語」新潮社、2008年。


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リスクにあなたは騙される:「恐怖」を操る論理

ダン・ガードナー著、田淵健太訳「リスクにあなたは騙される:「恐怖」を操る論理」早川書房、2009年。

必読。

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人は「予想どおりに不合理」だけど「意外に合理的」でもある、という話

ダン・アリエリー著、熊谷淳子訳「予想どおりに不合理:行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」」(早川書房、2008年)
ティム・ハーフォード著、遠藤真美訳「人は意外に合理的:新しい経済学で日常生活を読み解く」(ランダムハウス講談社、2008年)

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佐々木俊尚著「ブログ論壇の誕生」

佐々木俊尚著「ブログ論壇の誕生」文春文庫、2008年。

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「「心の傷」は言ったもん勝ち」

中嶋聡著「「心の傷」は言ったもん勝ち」新潮新書、2008年。

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Mark J. Penn & E. Kinney Zalesne著「MICROTRENDS: The small forces behind today's big changes」

Mark J. Penn & E. Kinney Zalesne著「MICROTRENDS: The small forces behind today's big changes」Grand Central Publishing, 2007.


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岡田斗司夫著「『世界征服』は可能か?」

岡田斗司夫著「『世界征服』は可能か?」ちくまプリマー新書、2007年。

いやこれ好きだわ。面白い!

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「ウィキノミクス:マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ」

ドン・タプスコット、アンソニー・D・ウィリアムズ著、井口耕二訳「ウィキノミクス マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ」、日経BP社、2007年。

最初にことわっとくが、書評ではない。感想文、でもない。

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桃井はるこ著「アキハバLOVE」

桃井はるこ著「アキハバLOVE」扶桑社、2007年。

そのスジの人には「なにをいまさら」な話だが、以下はそうでない人向けのお勧めなので、そこんとこよろしく。

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宮田登著「ヒメの民俗学」

宮田登著「ヒメの民俗学」ちくま学芸文庫、2000年。

これ、面白い。

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「『法令遵守』が日本を滅ぼす」

郷原信郎「『法令遵守』が日本を滅ぼす」新潮新書、2007年。

これ必読。

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「非常民の民俗文化―生活民俗と差別昔話」

赤松啓介著 「非常民の民俗文化―生活民俗と差別昔話」ちくま学芸文庫、2006年。

18歳以上の方、必読。いろんな意味で。お子さまにはお勧めしない。

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「ネットvs.リアルの衝突:誰がウェブ2.0を制するか」

佐々木俊尚著「ネットvs.リアルの衝突:誰がウェブ2.0を制するか」文春新書、2006年。

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「ウェブ人間論」

梅田望夫・平野啓一郎著「ウェブ人間論」、新潮新書、2006年。

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論壇時評「平等への選択」

2006年10月31日付朝日新聞夕刊「論壇時評」が面白かった。というわけで、評論の評論。

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「セレブをおとす英会話―価値ある女性になるために」

マダム・ロセス著「セレブをおとす英会話―価値ある女性になるために」、駿河台出版社、2006年。

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「百姓から見た戦国大名」

黒田基樹著「百姓から見た戦国大名」、ちくま新書、2006年。

これ、すごい。

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「『失敗をゼロにする』のウソ」

飯野謙次著「『失敗をゼロにする』のウソ」、ソフトバンク新書、2006年。

これはいい。

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「シリコンバレー精神:グーグルを生むビジネス風土」

梅田望夫著「シリコンバレー精神:グーグルを生むビジネス風土」、ちくま文庫、2006年。

書評ではない。感想文だ。あらかじめ、念のため。

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「インターネットの法と慣習:かなり奇妙な法学入門」

白田秀彰著「インターネットの法と慣習:かなり奇妙な法学入門」、ソフトバンク新書、2006年。まだ斜め読みなんだけど、ちょっと興奮ぎみ。

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「ブログがジャーナリズムを変える」

いただきものなので宣伝。

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「A Tenured Professor」

John Kenneth Galbraith (2001). A Tenured Professor. Mariner Books.

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「ウェブ進化論―本当の大変化はこれから始まる」

梅田望夫著「ウェブ進化論―本当の大変化はこれから始まる」ちくま新書、2006年。

いただきもの。発売まで言及するなとのお達しだったので、本日解禁。

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"For the souls of war dead resting at the shrine, however, this certainly should not be what they dedicated their lives for."

Masahiko ISHIZUKA. "Public Tolerates PM's Shrine Visits." GLOCOM Platform Opinions. January 30, 2006.

It seems to be a balanced view. We should know that the national dignity lies in the people's courage to face what they hesitate to admit the most. Instead of accusing others, we had better focus on these issues and tackle our own problems. This applies to any countries, of course. A country should not use friction with foreign countries to cover up its internal problems; the former does not solve the latter.

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正しい「萌え」の使い方

その筋の人々にはもう有名な本らしいのだが、私は今日書店で見かけて、驚愕した。この本はすごい。

高橋信・トレンドプロ著「マンガでわかる統計学」オーム社、2004年。
高橋信・井上いろは・トレンドプロ著「マンガでわかる統計学 回帰分析編」オーム社、2005年。

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「松井教授の東大駒場講義録―地球、生命、文明の普遍性を宇宙に探る」

松井孝典著「松井教授の東大駒場講義録―地球、生命、文明の普遍性を宇宙に探る」、集英社新書、2005年。

帯に「東京大学では、こんなに面白い講義やってます。あなたも受けてみませんか!」とある。

受けてみたい!みたいぞ!

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「新しい金融秩序:来るべき巨大リスクに備える」

ロバート・J・シラー著、田村勝省訳「新しい金融秩序:来るべき巨大リスクに備える」、日本経済新聞社、2004年。

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「夕凪の街 桜の国」

こうの史代「夕凪の街 桜の国」、双葉社、2004年。

以下はネタバレあり。注意。

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「ブログ:世界を変える個人メディア」

ダン・ギルモア著、平和博訳「ブログ:世界を変える個人メディア」、朝日新聞社、2005年。

先日この人の講演を聞く機会を得たこともあるし、たまにはブログっぽいアフィリエイト色全開の書評など。

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「市場の中の女の子:市場の経済学・文化の経済学」

市場の中の女の子:市場の経済学・文化の経済学
文:松井彰彦
絵:スドウピウ
PHP、2004年。

コンセプトはいい。けっこう気に入った。
ちょっと読み手を選ぶかもしれないが。

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前田建設ファンタジー営業部

前田建設工業株式会社「前田建設ファンタジー営業部」、幻冬社、2004年。

ウェブでは既に話題になっていたあの前田建設ファンタジー営業部がとうとう本になった。

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〈恋愛結婚〉は何をもたらしたか――性道徳と優生思想の百年間

加藤秀一「 〈恋愛結婚〉は何をもたらしたか――性道徳と優生思想の百年間」、ちくま新書、2004年。

「恋愛結婚」なる行動が当然のことと考えられるようになって久しい。この本は、日本における「恋愛結婚」の起源とその発展の経緯を記した本なのだが、実はこの本のテーマはもう1つある。

それは後でふれるとして、ひとこと感想をいえば、「必読」。目からウロコ、という表現があるが、おおげさにいえばそれはまさにこの本のためにあることばではないか、と思う。

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The Obesity Myth: Why America's Obsession With Weight Is Hazardous To Your Health

Paul Campos (2004). "The Obesity Myth: Why America's Obsession With Weight Is Hazardous To Your Health." Gotham Books. ISBN: 1-592-40066-3

ワシントンDCのダレス空港で半日足止めを食ったため、ひまつぶしに買った本だ。ちょうど本blogでアメリカ人の肥満について書いたところだったので関心をもった。空港の本屋で売っているぐらいだから売れているのだろうが、いや、これは驚くべき本だ。しかし、どうも似た趣旨の本は他にもいくつかあるらしい。

本書の主張を一言でいうと、「アメリカ人の肥満はさしたる問題ではない」ということだ。肥満が病気の原因になるという考えは事実を歪曲・誇張したもので、むしろダイエットやその後のリバウンドのほうが体に対して悪影響を及ぼすという。現在のダイエットブームは、それによって巨額の利益をあげる「ダイエット産業」に踊らされている、と主張するのだ。

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「空間型コンピュータ―『脳』を超えて」

廣瀬通孝著「空間型コンピュータ―『脳』を超えて」、双書 科学/技術のゆくえ、岩波書店、2002年。

目からウロコ、とはまさにこの本のためにある。

その昔、コンピュータはしばしば「電子頭脳」と表記された。膨大な記憶容量と超高速の計算スピードをもって、人間の能力を圧倒的に凌駕する存在。こうした「脳」の代替物としての中央集権型コンピュータ像は、もはや限界を迎えているという。本書がコンピュータの新しい姿として提示する「空間型コンピュータ」は、このパラダイムを根底からくつがえす。

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「映画に毛が3本!」

黒田硫黄著「映画に毛が3本!」。講談社、2003年。
漫画家の黒田硫黄が「ヤングマガジンUPPERS」に連載中の、映画評論本というか、感想コラムマンガというか、そういったものである。

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